昭和レトロ放浪記

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岐阜

【岐阜県可児市】純喫茶ミロ (MIRO)・オーナー設計の奇怪な目玉

【岐阜県可児市】純喫茶ミロ (MIRO)・オーナー設計の奇怪な目玉

日本全国、30箇所以上純喫茶を訪問した中で、個人的に気に入った純喫茶ベスト5に入る「ミロ (MIRO)」を紹介したい。

一番の特徴は、正面に大きく見える目玉の造形物。
外観もさることながら、内装もゴージャスで落ち着く雰囲気。

「可児市」という全く縁のない町を訪れ、忽然と現れた奇怪な喫茶店に大興奮した旅行記をお送りしたい。

純喫茶ミロ (MIRO)は岐阜県・可児市にある

わたしはこの喫茶店に二度訪れている。
一度目は2018年5月。二度目は2018年6月。

初回の撮影で撮り忘れがあり、その再撮影の為に千葉から再出張したのだ。
二度目は歩き。駅から大荷物を抱えずいぶんな距離があって大変だったのを憶えている。

純喫茶ミロ (MIRO)の外観

事前にアポをとった予定時刻より30分も早くついてしまった。
スーパーの駐車場に車を停めて、昼食のサンドウィッチを車中で頬張る。
横にあるコインランドリーに洗濯物をだしてこれから取材へ行けば、ちょうどよい時間に乾燥も終わるだろうか。

大きな目玉

コインランドリーで洗濯物を回し、予定の五分前に純喫茶に到着した。
おお!と衝撃をうけるのが、大きな目玉の造形物。
あまりにも大きい。使徒襲来。

奇抜でありながら、抑えめの色使い。
主張はしているが、周辺の住宅街にも馴染むたたずまい。
一説によると、目玉ではなく蕾(つぼみ)をイメージしているようだ。確かに下に葉のような形が描かれている。

通りにむけられた看板と壁に書かれた「日替ランチ」。
丸みを帯びたデザインが秀敏。

大きな看板には、Miroとミロのデザイン。
「M」は音符のような、おたまじゃくしのような、楽しげなデザイン。

ミロ(Miro)の玄関

正面右手に、玄関へつづく、おうぎ状の階段がある。まるでステージに上がるかのよう。

ガラスのショーウィンドウには食品サンプルがあるかなと思いきや、ない。

ミロ(Miro)の内観

いよいよ店内に入る。
中へ入ると、すでに先客がいる。

カウンターに座り、マスターとその奥さんと談笑している人。
コーヒーをすすりながら新聞を読むご年配。
40代だろうか、夫婦で食事をしている人。

この田舎にあって、意外にもたくさんのお客がいた。
店内を撮影するとき、他のお客が写ると許可を得なければならなかったり、絵的にもなるべく純喫茶そのものを記録したかった。
なので、パソコンを広げさせて貰って(wifiも聞いたら教えてくれた)お客が捌けるまで待つことにした。

結局閉店時間までお客はいなくならず、4時間ほど待ってからようやく撮影する事ができた。

豊富な席数、広々とした店内

店内はかなり広々としている。
テーブル席が9つほど。カウンター席が5席。
全部で45席もある余裕の席数。


ゴージャスな装飾品

内装の一つ一つが個性的でいて、高貴な印象を与えてくれる。
ワイン色のベロア調の生地のソファ。

カラフルなボックスがぶら下がる個性的な照明。

丸く縁取られた窓。外から見たときの目玉の部分である。

おそらく店名の由来であろう、ミロのヴィーナスが置いてある。

テーブルゲーム筐体

純喫茶の象徴とも言える、テーブルゲーム筐体が設置してある。
麻雀などができる。

ミロ(miro)のメニュー

ミロのメニュー。
イタリアンスパゲッティやカレーなど、興味をそそる物ばかりであったが、お昼を食べてきてしまい断念。

取材メインであるクリームソーダを撮影した。



純喫茶ミロ(miro)を振り返る

という事で紹介させて頂いた、ミロ(miro)。
数ある純喫茶を巡ってきた中で、個性的なデザインや昭和レトロ感、店内の広さ、座席数、雰囲気などトータルで見ても上位にあがる、お気に入りの純喫茶となった。

食事ができていないので、次の機会に頂いてみたい。
以上、岐阜県にある純喫茶ミロの紹介させて頂きました。

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