昭和レトロ放浪記

古い街並み・純喫茶・ノスタルジーな世界を求めて

群馬県

【廃墟寸前】コインスナック ジョイフル24 (群馬県邑楽郡)

【廃墟寸前】コインスナック ジョイフル24 (群馬県邑楽郡)

群馬県を取材する中で、良いレトロスポットは無いかと探して見つけた、レトロ自販機の「ドライブイン七興」は以前紹介させていただいた。

そしてもう一つ、近場で見つけたレトロ自販機が「コインスナック ジョイフル24」である。
ネットで見て訪れたが、2020年2月時点でほとんど廃墟状態になっていた。

かつてはゲームセンター筐体で賑わっていた、レトロ自販機「コインスナック ジョイフル24」の様子を紹介したい。

群馬県邑楽郡にある

「コインスナックジョイフル24」は、群馬県邑楽郡にある。
東武小泉線の篠塚駅から車で5分ほど。
建物がふたつあり、国道122号線を挟むように南北に二店舗存在している。

周辺は田んぼと民家が点在しているのみ。

車がひっきりなしに通行し、けっこうな交通量のある道路。
5分待たねば横断できなかったほどに、車が途切れなく行き交っていた。

北側のジョイフル24

パッと見で北側のジョイフル24のほうが敷地が広く駐車しやすそうだったので、そちらに停めることにした。
他の車は一つもない。

使われていない公衆トイレとティッシュ自動販売機

北側の施設には公衆トイレは設置してあるが、使われていない様子。

左手の扉は、開けると和式便器があり、汚物が詰まっていて秒で閉じた。

ティッシュの自動販売機。30円で購入できたようだ。
むかしは駅の中でよく見かけたが、現在はほとんど見る影が無い。
[LESTER.CO.LTD]と書かれている。
ネットで同名の会社を見つけたが、製造していた企業だろうか。

「コインスナック」
硬貨で軽食(菓子)を、

「ジョイフル」
うれしく、楽しくね、ということか。
好奇心を掻き立ててくれるネーミングではないか。

ジョイフル24(北側)の内部

いよいよ建物の中へ入ってみる。
アルミサッシの引き戸はすでに開いていた。手を広げて待ってくれている。

内部はガランとしして殺風景な印象。
自動販売機が5台と、畳の小上がりがある。

畳の小上がりが良い。ああ、夏場はここで寝転んで涼んでみたい。

かつて(※2015年1月頃)は、パチンコの筐体やアーケードゲーム筐体が数台設置してあったが、すべて撤去されている。
(※参考→kossy昭和スポット研究所

5台の自動販売機たち

入り口から入ってすぐ右手には4台の自動販売機が設置してある。

奥の壁際にはポッカ(POKKA)専用の自動販売機。
稼働していない。

入り口の自動販売機も稼働していない、と思いきや手前から二つ目の自販機は稼働している。
つまりここは『廃墟では無い。』現役の建物と言える。

富士電機めん類自動調理販売機

ドライブイン七興にあった「富士電機めん類自動調理販売機」がここにもある。
稼働はしていないようである。

カップ麺を購入できて、お湯も注げちゃう販売機。
こちらも販売停止中。

北の建物を後にして、南側の建物へとすすむ。

ジョイフル24(南側)はほとんど廃墟

次は道路を渡り、南側へと進む。車通りが多く、なかなか渡れない。

こちら側は、駐車場がほとんど満車状態。
利用者の車と思いきや、放置されたような、車の置き場所である。

内部はガランとしているが、手入れがされておらず廃墟状態だった。

天井はボロボロで、中の断熱材が垂れ下がってきている。


昔の投稿写真を見ると、このがらんどうの空きスペース、自動販売機の前にアーケード筐体が並んでいた。

「お願い 品物が出ない時はブザーを押して知らせて下さい」と書かれている。
ブザーの合図でこれるほど、近くにオーナーが住んでいたのだろう。

さらばコインスナックジョイフル24

ということで紹介させて頂いた、コインスナックジョイフル24。
かつて営業していたレトロ自動販売機たちは、ほとんど稼働を停止していた。
現役で稼働中のその姿を、写真を撮りたかったが致し方無い。

かつての映像や写真は、先輩たちが残してくれている。
以下のリンク先から見れるので、名残惜しんで頂きたい。

2009年〜2010年の様子
👉味わいの昭和レトロ自販機コーナー「懐かし自販機」

2011年の様子
👉山田屋自販機

2014年頃
👉DEEP案内不動産部

2016年頃
👉バイクでどっかいこ

次回訪れる時は、もう本当の廃墟状態になっているかもしれないし、建物自体も取り壊される可能性もある。
どんな状態であれ、いまこの瞬間を記録できたことを喜ぼう。

以上、ジョイフル24の紹介を終わる。

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